2026年9月24日木曜日

劇場版『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編(つづき)

前に書いた感想の補足として、今まであまり深く考えてなかったんですが、最終オーディションに対する違和感をまとめてみます。

「久美子が負ける」ことに異論はないのですが、最終オーディションが顧問(滝、松本)側から提案された点が、やはり「大人から子供に対する責任の丸投げ」見えてしまうのがマズいんですよね。

「久美子対真由」を「麗奈対香織」と比較する上での決定的な違いがまさにここで、「麗奈対香織」は香織が自ら志願したのに対し、「久美子対真由」には当人たちの意思が介在していないわけです。確かに、ここはアンバランス。
なのでここは、顧問(滝、松本)が真由をソロに選んだ上で、最終オーディションに向かわせるべきだったと思います。

ただ、久美子は絶対に「顧問が実力で選んだ」ことに対して異論は挟めないし、選ばれた真由が自ら最終オーディションを志願するのはむしろ真由の行動原理にそぐわないです。
そうすると、ここで異論を挟めるのは、奏しかいない。要するに、奏に優子の役割を担わせるわけです。

とはいえ、奏がどれほど異論を挟もうとも、久美子も麗奈も絶対にそれを承諾できないんですよね。ただ、「奏が異論を挟む」という段階が挟まることで、真由が最終オーディションを志願する動機付けになります。
つまり、真由が主張し続けてきた「久美子がソロに選ばれるべき(ただし、自ら辞退はしない)」という考えに、奏の「みんなが納得する最後を作ってほしい」という主張が噛み合うことで、真由が「もう一度吹きたい」と発言すれば、滝もそれを否定はできないでしょうし、滝が認めれば久美子と麗奈も納得せざるを得ないです。

ここまでやれば、「久美子対真由」と「麗奈対香織」の対比もより明確になりますし、奏の役割も強化できます。ただし、ここでのポイントは、奏に「久美子がソロを吹くべき」ではなく「みんなが納得する最後を作ってほしい」と言わせることで、それによって久美子と奏を対立させることなく、真由の行動原理にも沿う形で最終オーディションに繫げられるように感じます。

と、ここまで書いてみて、「いや、TV版の尺だと、展開が収まらないぞ」と感じたので、制作サイドも断腸の思いだったのかも…とは感じます。であれば、最終楽章で、最終オーディションに至る展開をまるっと改変する手もあったように感じますが、さすがにそこまでの英断は難しいかもしれません。

2026年9月22日火曜日

ルーブル彫刻美術館

ルーブル彫刻美術館に初めて行ってきました。もう開館から40年になるのに、地元過ぎてわざわざ行かないんですよね。駐車場は8割くらい埋まってて、県外ナンバーばかりでした。
B級観光施設として話題になってますが、海外の彫刻芸術に興味のある人だったら、絶対に行って損はない展示内容です。ただ、説明が貧弱で、かつ、ひたすらレプリカを並べているだけなので、もうちょっと展示方法を考えてほしい感じです。

というわけで、近鉄電車からも見えるミロのビーナスとサモトラケのニケがお出迎え。奥にあるのは自由の女神。ここで展示されている自由の女神は、アメリカにある自由の女神ではなくて、アメリカからフランスに贈られた自由の女神だそうです。

サモトラケのニケの実寸レプリカ。

こちらは、ミロのビーナスの実寸レプリカ。

十一面千手観音。もはやルーブル美術館とは無関係ですが。たぶん、手が本当に1000本あるタイプ。(一般的な千手観音は、1本の手で25の世界を救うので、42本です)

2026年9月20日日曜日

長浜

長浜を散策してきました。何度か訪れているのですが、あんまりちゃんとは巡れてないんですよね。

黒壁スクエア。ガラス工芸とオルゴールのお店が並ぶ一角。

海洋堂フィギュアミュージアム。来るのは2回目。前回来たときはもうちょっと雑然とした感じがあった記憶なのですが(四万十の方と記憶がごっちゃになってるかも)、整然と展示が並んでいて、やや物足りなかった。

ジオラマ水族館の展示をしてました。

無礙智山大通寺。真宗大谷派長浜別院。広間や書院を拝観できます。

庭からは伊吹山も見えます。

長浜って、城址や寺院、商店街、観光施設(箱物)がかなり集約されていて、駐車場も鉄道駅もあり、散策するにはすごく良い場所なんですよね。物量的にも1日では回りきれないので、観光地としてかなり優秀です。

2026年9月16日水曜日

劇場版『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編

見てまいりました。やっぱり奏ちゃん可愛い(今年2回目)。

後編はやはり、ほぼ新作と言っていいくらいの内容でした。前編はTV版を「まとめる」感じでしたが、後編はTV版を「拡張」する感じですね。

内容としては大満足。シリーズの総決算にふさわしい充実度で、何度も泣かずにはいられませんでした。

個人的に、とくに気になったのは次の3点。

1つ目は、真由の掘り下げがきちんと行われたこと。真由があの考え方に至る過程が補完されたことで、再オーディションに至る流れがわかりやすくなっています。

2つ目は、久美子ではなく真由がソロに選ばれるという形で原作が改変されたことに対して、制作サイドのアンサーが出されたこと。香織+優子に対する久美子+麗奈という形で明確に決着をつけることで、ようやく次の物語が始まるという流れが示されました。

3つ目は、奏ちゃんの出番がいっぱいあったこと。久美子&奏のシーンが大量に追加されています。奏ちゃんが好きなので大歓迎なのですが、これは明確に、あすか→久美子→奏という流れを作ってるんですよね。

ただ、TV版最終話のCパートをカットしたのは、もはや蛇足と考えたんですかね…。個人的には、「ようこそ」で締めてもらいたかったな…という思いはありますので…。

2026年9月12日土曜日

津

久々に津市を回ってきました。地元だと、なかなか行かない。

三重県総合博物館(MieMu)。開館直後に行って以来でしたが、当時から比べると、展示が随分と洗練されてました。ただ、展示量から考えると、公立の博物館としてはちょっと入館料がお高め。写真は、この博物館の目玉とも言えるミエゾウ。

津城址。これは模擬櫓。ここは本丸の門だったので、実際の櫓は奥手の櫓台の場所にありました。

津観音前の道標。右・さんぐうみち(参宮道)、左・こうのあみだ(国府の阿弥陀)。

津観音。日本三観音の一つではありますが、門前町(大門商店街)の衰退はなんともなりませんな。

蜂蜜まんを買って帰宅。

2026年8月22日土曜日

映画ちいかわ 人魚の島のひみつ

SNS界隈でかなり話題になってたので、「赤魚の煮付け」というキーワードだけを頼りに、ちいかわミリしら勢として観てきました。

まず、結論としては、ちいかわを知らない人がわざわざ見に行くほどの内容ではないけど、ミリしら勢として「見て損した」とは思わないデキでした。要するに、映画としての完成度はすごく高い。
「ハチワレしか喋らないの?」みたいな、ちいかわのお約束的な部分が一切わからないので、その点で入りづらかった部分はあります。ただ、そこを差し引いても展開が明快で、とくにあの寓話的な読後感の悪さを狙ってやっているなら、ストーリー構成はほぼ完璧と言っても良いと感じました。

あと、モモンガがあまりにも井口裕香さんだったのが面白かったです。井口裕香さんのために用意したキャラだと言われても違和感ないくらいですわ。

2026年8月19日水曜日

機動警察パトレイバーEZY File 2

第2回パトレイバー老人会ということで、『機動警察パトレイバーEZY File 2』を観てきました。劇場の年齢層が相変わらず高い。

内容は、正直、File 1の方が満足度が高かったです。
第5話が、これ必要なエピソード?という内容だったのが気になります。きっちり1クール(12話or13話)で構成しているなら、1話くらいこういうエピソードが挟まるのは否定しないんですけどね。
この話で、一体何を掘り下げたかったのかがわからない。天鳥にしても久我にしても、あまり新しい一面みたいなものが見えず、無駄に1話を浪費した感じが否めません。だったら、天鳥ではなく、第2小隊の他のメンバーの当番回にした方がよかったんじゃないかと思います。

4話と6話はよかったですけどね。どうしても5話の評価が厳しくて、そのせいで、全体的にも満足度が下がってしまいました。

あと、やっぱり、もうちょっとレイバー戦を見たい。せっかく今のアニメ技術で作り直してるんだから…と思うんですが、それはFile 3を待てということなんですかね?

2026年8月1日土曜日

土岐

土岐あたりをぶらぶらしてきました。

織部の里公園。これは連房式登窯。窯跡と公園があり、初夏にはハナショウブが見られるようです。

土岐高山城址。遺構はあまり見られないけど、綺麗に整備されています。ただ、ここにたどり着くための道は狭い。

土岐高山城址のすぐそばにある穴弘法。弘法大師が創建した…わけではなく、江戸時代の寺院跡です。紅葉の季節に来るのが良さそう。

2026年7月19日日曜日

湖東

湖東三山は西明寺にしか行ってなかったので、百済寺と金剛輪寺に行ってきました。

釈迦山百済寺。「くだらじ」ではなく「ひゃくさいじ」です。
庭園と本堂を拝観できます。本堂までは、ちょっとした山道を歩きます。

こちらは庭園。

松峯山金剛輪寺。こちらも庭園と本堂を拝観できます。本堂までは、けっこう歩きます。

こちらが、本堂への入口。足元に千体地蔵が鎮座しており、一体一体に番号が振られているので、本堂までの距離の目安になります。

繖山桑実寺。「そうじつじ」ではなく「くわのみでら」。
近江風土記の丘には何度も来てるのに、一度も参拝してなかったので行ってきました。本堂までは非常にしんどい。ちょっとした修行です。

そして(たぶん)20年ぶりくらいに安土城考古博物館へ。昨年リニューアルしたということで、館内は新しくなってました。
シアターは(最近、シアター付き博物館増えてますね)、小芝居は置いておいて、安土城の再現CGはなかなか圧巻でした。これだけでも見る価値あり。

2026年6月6日土曜日

一宮市尾西歴史民俗資料館

一宮市尾西歴史民俗資料館に行ってきました。
起宿の歴史に関する資料館と、旧林家住宅(脇本陣跡)を無料で見学できます。この写真は、旧林家住宅の外観。

旧林家住宅は庭園が良い感じです。

苔の庭園。