普通に面白かったです。この「普通に」というのが大事で、エイガサキがちゃんとアニガサキの延長線上に居るんですよね。ここは安心ポイントでした。
しかし、この規模のイベントがポンと成立してしまうあたり、相変わらず戦車道並みにお金の流れが謎な世界観ですねぇ。まあ、それは無印の頃からなので今さらではありますが。
物議を醸したキャラデザについては、キャラデザというより、ところどころ作画がおかしい感じなんですよね。個人的には、作画以上にキャラの動きが気持ち悪く感じたのですが、これもしかしたら、3Dモデルを2D化してるか、あるいはトレースした結果として、作画が部分的に崩壊してるんじゃないかと、そんなふうにも見えました。どうもライブ以外の通常シーンでも、人間の作画では考えにくい、いかにも3Dモデルのモーションっぽい動きが散見されたんですよね。
そのへんの作画部分を除けば、お話は楽しかったです。相変わらずかすみんは、スタッフに愛されてるというか優遇されてますね。第1章に登場した、歩夢、ランジュ、しずく、彼方、エマはライブを披露したのに、かすみんだけライブ無し。勝手に期待が膨らみます。
ライブ曲は、わりと中の人の歌唱力に合わせてきた感じかな。エマ役の指出毬亜さんは、相変わらず伸びのある声が可愛い。ランジュは、中国語パートが無かったのが残念。彼方ちゃんは、こういうアップテンポの曲の方が鬼頭明理さんの歌声が活きますね。歩夢は、カメラを動かしすぎなのが気になりました。
今回のライブパート最推しは、やっぱりエマですね。三線との組合せはとても良かった。
ストーリーは、ニジガクらしい内容で、満足できる出来映えでした。ライブパートも、新しい試みが見られて良かった。作画は、もうちょっと何とか解決策を見つけてほしいな……というところで、第2章に期待します。