2018年4月5日木曜日

Amazon EchoとGoogle Home Mini

とある事情から、Amazon EchoとGoogle Home Miniをお迎えすることになったので、スマートスピーカーに興味があるかた向けに思うところを書いてみたいと思います。
Amazon Echoの方はDotではなく、Google Homeの方はMiniなので、音質の比較はしません。

■音声認識
音声認識の精度は、極端に差があるようには感じません。ただ、単語の許容範囲が、Amazon Echoの方がやや広くカバーされているように感じます。Google Homeは表現を変えると、上手く応答してくれないことがあります。

■読み上げ
発音は好みのレベルかなと思いますが、単語の読み方の正確さはGoogle Homeの方が圧倒的に上です。

■機能
Amazon Echoはスキルで機能を追加できる点がメリットですが、一方で、スキルは個別のウェイクワードで呼び出す必要があるため、面倒に感じることがあります。使用頻度の低いスキルはウェイクワード自体を忘れてしまい、Alexaアプリで調べて呼び出すという、よくわからない状態になることがあります。
一方、Google Homeは自由に機能追加はできないものの、基本的な機能を意識せず使うことができるので、スキルに興味が無ければGoogle Homeの方が使いやすいと思います。

■ニュース
「今日のニュース」と指示すると、Google Homeは固定のニュースメディアを読み上げるだけですが、Amazon Echoはスキルに追加されたメディアからニュースを読み上げます。自分の興味あるニュースだけを読み上げさせることが可能なので、この点は、Amazon Echoの方が便利です。

■音楽
Google Homeは、Spotifyの無料版を使えるのがメリットです。数曲に1回のペースで広告は入りますが、基本的に無料で使えるので、ライトに音楽を楽しみたいという層にはこれで充分だと思います。最新のアップデートで、外部のBluetoothスピーカーに接続できるようになったので、Google Home Miniでも音質の問題をクリアできます。
Spotify無料版だと、音声認識でプレイリストを使えないそうですが、Amazon Echo+Amazon Musicでもプレイリストを上手く認識してくれないことが多く、ほとんどの場合はAlexaアプリからプレイリストを指定して再生してます。なので、ここに実質的な差は感じません。
あと、Spotify無料版はシャッフルプレイしかできないという制限がありますが、これも、ライトに「聞き流す」という使い方なら、ほぼ気にならないと思います。

■ウェイクワード
Google Homeは「OK Google」と「ねえGoogle」の2つだけと素っ気ないのですが、Amazon Echoは4種類から選べ、「Computer」でスタートレック感を出すことができます。まあ、これだとテレビの音声などに反応してしまうことも多く、悩ましいところです。

■総評
ここまで来て、こんなことを書くのもおかしな話かもしれませんが、スマートスピーカー自体、まだまだアーリーアダプター向けの製品だなと思います。
赤外線リモコンなどと連携させるともう少し変わるのかもしれませんが、音声認識の精度も幅広さもまだまだで、なんでもできそうなんだけど、意外と何もできないという印象です。例えば音楽を聴くだけなら、スマホ+Bluetoothスピーカーでも足りるわけですので。
自宅をスマートホーム化したい、のような明確な目的があれば良い製品だと思いますが、そうでない場合は、もう少しこなれてくるのを待ってもよいのかなと思います。

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