2020年9月27日日曜日

デジカメ遍歴:FUJIFILM FinePix F100fd

2000年代後半は、「高画素=高画質」という誤った認識の下に、デジカメ業界全体が高画素化に邁進していた時代です。しかし実際のところ、コンデジに関しては、高画素化によるラティチュード低下とノイズの増加、またレンズ性能が画素の微細化に追いつかずセンサー性能を活かしきれないことなどから、高画素化がかえって画質の低下を招くという事態も起きました。
このFinePix F100fdもそのひとつで、高画素化により、売りであるはずの高感度画質が著しく低下するという残念な機種でした。

しかし、こういう紆余曲折もありながら、裏面照射型CMOSやFoveon X3など、様々な技術が商品化されていった、デジカメが最も面白い時代だったというのも事実かと思います。

津島の天王川公園の藤棚です。藤の季節ではないですが。
先日、およそ10年ぶりくらいに動かしてみましたが、ちゃんと撮れてますね。操作がまったくわからなくて、初期設定だけでもひと苦労でした。
コンデジの苦手な陰影の強いシチュエーションを選んで撮影しましたが、まずまずといった感じですかね。コンデジだと、陰影の柔らかさは出しにくいです。(私の腕の問題かもしれませんが)

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